…皆さんにとって、「贅沢」とは何ですか?
大人になればなるほど、昔と「贅沢」の意味が変わってくるように思います。
さて、今日は(もう昨日ですが)新しい曲を練習しました。
引っ越しの時に運んで来た楽譜を先日整理して出てきた、
「これから練習したい曲。」の楽譜の山。
おそらく日本人の方はあまり歌わない曲たちで、外国人singerさんから頂いた楽譜たちです。
これは、私にとって大切な宝物です。
まだ歌ったことのない曲。
これから自分のものにしてゆきたい曲。
これらを練習することは、私にとってすごく「贅沢」なこと。
いつ歌うから、とかではなく、ただ自分の訓練のために歌う曲。
歌の現場で、時々ありがたいことにリクエストを頂くのですが、
普段から常に新曲を練習していると、リクエスト曲も少し覚えやすくなる気がしました。
違う曲でも、曲のテイストが似ていたり、同じアーティストの曲だったりすると、全く初めてよりも、覚えやすかったりするのです。
ちなみに、ここ数年で分かったのですが日本で流行ってみんなが歌う洋楽は、日本人にとって歌いやすい発音の単語が多かったり、歌い回しだったり、言葉の並びだったりするのです。
だから日本で人気のある洋楽を網羅して「私、洋楽得意!!何でも歌える!!」って思う方は、アメリカでしか知られていない歌を練習すると、自分の歌えなさに唖然とするかもしれません。
実際、私も練習し始めた時はそうでしたが、その出来なさがまた嬉しくて、練習好きとしては、かなり熱心にやりました。
もちろんまだまだトレーニング中!!
例えば高層ビルの最上階の一流レストランでディナー、
とかも「贅沢」かもしれないけれど、
やっぱり「自分磨き」はすごく贅沢だな、って思います!
よく学生の生徒さんに言うのは、
「大人になったら、勉強する時間を作るのがすごく大変だから、今のうちに沢山勉強しておくといいよ!」
です。
私自身、音楽学校時代の教科書を大人になって何度も開き、
コードのプリントなどはもう使いすぎて裂けています。
テストも修正液で消してコピーして、大人になってから、もう一度やったなあ。
本当なら、もう一度あの頃の、譜読み練習、リズムトレーニング、ピアノ、理論、アンサンブル、音楽概論、
作詞、作曲実技、一から全部受け直したいくらいです。
でもさすがに、それは出来ないので、地道に勉強し直します。
今月末は久しぶりに東京にも行くので、またちょっと修行してきます!
嬉しいな〜!!
よし!一曲ずつマスターするぞっ!!