傷跡。

BGM/「旋律」松岡ゆりな


久しぶりに食器を割ってしまい、手から血が流れる。
そのクッキリとした赤は、私を目覚めさせる。

「キミはだれ?」

コトバは、武器になる。
あとからどんなに言い訳をしても、一度発した弾丸は二度と銃口に戻ることが無い。

誰もがコトバを発する時代。
日本中、いや、もはや世界中に対して今日も数え切れない数のコトバ、文章が交錯する。
コトバのスクランブル交差点は今日も賑わいを見せる。

そこでは無責任な自分と、はっきりとした意思が常に同居する。

ずっと、言いたかったコトバがある。
それはどこかで暗闇にいる誰かに対して、投げたかったボール。

でも相手がそれをどう捉えるか、見えない相手に対して、責任が取れるのか。

多くのコトバを間違って受け取り、縛られ、がんじがらめで動けない子達を沢山見てきた。

だから言うのが怖かったんだ。

でも、私はそれでも伝えよう。


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| | 03:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

おきざり塚と、ひと手間コトバ。

BGM「Poor Sweet Baby」

炒め物をする時は必ずニンニクを入れる。

乾燥したのや、チューブのも便利だけど、やっぱり生のニンニクが好き。

刻む前に包丁を寝かせて上から押し付け、ニンニクを少し潰す。

こうすると香りが増す。

オリーブオイルをタップリひいてニンニクを炒める。
ベーコンとタマネギを炒める。

タマネギを炒めるのが、好きだ。
幸せの匂いがする。
夕焼けに染まる帰り道と、窓の外から見るどこかの団欒を思わせる。

「ひと手間」かけることで、料理は数段美味しくなる。

それは多分、

料理だけじゃない。


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| | 02:19 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

運命。

確かあれは、ミュージカル「KIRIKU」が終わった少し後だったと思う。

父が急に「シャーマニズム」について語りだして、

「よくおやじと俺と、おじさんで滝に行ったもんだよ。」
と言った。

「どうして滝に?」

「滝に打たれに行くんだよ。ああいう人は、ほら、一年に一回とかさ、定期的に行くんだよ。」

あまり話の意味が掴めず、首をかしげていると、

「ほら、おじさんはいわゆるシャーマンだったからさ。」

その瞬間、周りの景色が、
ぐるり、

と回った。



昔から決めていたことがある。

私が仮に音楽でやっていけるようになったとしても、
「私は〇〇に恵まれていて、もともとそうなる人だった。」
みたいには、絶対言わないぞ、と。

それを思っていた頃は、わざわざそんなこと思わなくても、十分何にもなかった。
親戚に声楽家はいない、音楽家もいない。

両親も別に歌が得意ではないし、
ピアノも早いうちに挫折してしまった。

小学校では「絵が得意なゆりなちゃん」で通っていて、低音のハスキーボイスの私が歌を歌う人になるとは誰も思っていなかった。

有名人のインタビューを聞くと、特別な、ある種の選ばれし人だけが、歌を歌ってやっていけるかのように思う。

でもそれは違う。

そう思いたい誰かが、後から付けた「後付け」だ。

ものすごく純粋か、
ものすごく努力家なんだ、みんな結局。

それでも、私にもそういう「運命のお告げ」みたいなのが来るかしら?と思い、
歌を始めて17年、なかった。

そうなるともう勝手に自分の感性はひらきっぱなしになり、誰かに何か言われなくても、自分で勝手に統計を取り、自分の傾向を知るようになった。


神聖な場所で歌うのが好き。教会とか、神社とか。

一見どんなに素晴らしいビッグチャンスも、何か濁った感じがすると全く興味がなくなる。

入り込むのが好き。
入り込みすぎて、どこかにトリップしてしまいそうなのが好き。

曲は降って来る。
降って来た時しか作れない。

意地悪な人と歌うのが辛い。

結構色んなことが“分かる”時がある。


ある人に前世のことを言われたことがあり。

「火の周りをグルグル周りながら、歌ったり、踊ったりして、ホーホー言っています」と言われた。

その時から四姉妹は一緒だったと言われた。


それを聞いた少し後、奉納コンサートの手伝いで行った、芸能の神様で有名な神社の、お祈りの最中、

急に映像が浮かんだ。


中央に火。

長女が踊っている。
多分、踊りの長だ。

私はその後ろについて踊っている。

次女は切り株のようなところに座り、楽器を弾いて、歌を口ずさんでいる。

三女は群衆の中でそれを見ている。
そして「あの中に入りたい。」と思っている。

私は「次は奏でたい」と思っている。

…そうか、そうだったんだね。

そこでお祈りは終わって映像は消えた。


その映像は今でも時々浮かぶ。
私は今でもダンスを見るのが大好きだから、納得出来た。

それでもなかなか、誰も私に運命のお告げをくれなかった。

誰も決めてくれないから、
自分で決めた。

「私は歌手ですよ」と。


色んな、期待とか、欲とか全部手元になくなって、
「まあいいやーこれが私やし。」

と思っていた頃に、
それは来た。

「私はシャーマンの子孫」
でっかく、来たねえ。
私がこうなるまで、もしかして待ってたのかな?

いくらでもその話題になる機会がありそうなのに、何故かその時だった。

もう腹は十分に括れている。

早くに「運命のお告げ」をされた人の苦労を、最近よく見る。

母と同じ職業で、生まれる前からそうなることが決まっていた人。

小さい頃に大人に過度の「宣言」をされて身動きがとれないまま、大人になった人。

全く期待されずに生きて来た私には、分からない苦労が彼らにはある。

彼らは早く決められたばかりに、なかなか自分を自分で決定することが出来ない。

もちろん、
私に「期待」はなかったが、「愛」はあった。


このことを書くのが少し怖かった。

何かしらの歯車が揃って、動き出してしまう気がした。

それでも文章を少し前に書いたら、
何故かミスをして、全部消えた。

だからもしこの文章が消えなかったら、
「今」で合ってるんだろう。
| | 04:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

「優しさ」

泥棒は盗み方を忘れ、

詐欺師は嘘のつき方を忘れ、

戦うものは武器の使い方を忘れ、

毒を持つ者は、それを薬に変える技を学び、

殴ろうとする拳は、撫でる手のひらに変わり、

そんな風に、
人を変えてしまえる、

「優しさ」がある。

優しさの周りには“良い人”が集まる。

いや、もしかして、
そこに優しさがあるから、誰もが良い人になってしまうのかもしれない。

そんな「優しさ」を、
持てる人になりたい。

昨日、一通のメールが届いた。それはとてもさりげない「優しさ」。

でもそれは、私に頑張れる力をくれた。

私もそんな「優しさ」を持てる人になりたい。

「優しさ」は「厳しさ」でもあり、
結局全ては、

「愛」

なんだろう。

いつも「愛」をポケットに入れ、
寒くなったら、それを握りしめよう。

そして、誰かと、
手をつなぐんだ。
| | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

ひまわり。

深夜に、あなたに贈る。


「間違ったと思ったら、引き返しなさい。」というのは誰の言葉だっただろう?
「プライド」菜都子ママだったか・・・。


思えば、引き返してばかりだった、私の人生。
「ずっと音楽をやっていて、上手く行っていて、羨ましい。」と、よく言われたもんだ。

とんでもない。
ころんで、すりきずだらけの音楽人生。

それが、あったんじゃない。
それしか、なかったんだ。

私学の女子校から、音楽の専門学校へ行きながら、夜間高校に行くと決めたのは15歳の時。
17歳の時に、「夜に学校行ってたらバンド活動できない。音楽と学校、どっちをとるんだ。」と言われ、
「音楽」と答え、通信制に編入。

ところがバンドが解散。
バイトをしながら、歌のレッスンに通い、本を読み漁る。

そこからは、本当に色んな場所で、色んな人と、色んな活動をしたもんです。
学校の勉強だって、めっちゃくちゃ頑張った。
夜間高校は、授業が進むのが遅いから、出来るはずと、勉強しまくり、100点を取りまくった。

「失敗したら、どうせ後悔するんだから、後悔した時、
でもあの決断は間違ってなかったと思えるほうを選びたい。」

ずっとそう思ってきた。

思えばあの頃は、本当に尖っていたし、音楽のためならどんな犠牲も・・・、と思っていた。

でも、それは、違うんだ。犠牲とかは、違うんです。


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| | 01:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

ぽとと。

ポト ポト
 ぽとと ぽと

キミはなにをおっことして きたんだい

あめみたいに
雨 みたいに

おちてすぐ きえてしまうものなら おとしたことも わすれちゃうね

poto  potto poto


キミはなにをおっことして きたんだい

おめみたいに
飴 みたいに

しばらくはそこにあるけど
これは 石じゃないからね
魔女に森から おうちにかえるのに ナンギ するだろうね

ボクはただ
そこにあるものを
じっと しかもひっそり
そしてちょっと ほほえみっぽい顔をしながら
ながめていたいんだ

なきむしの子が いたとするだろう?
わんわん ないてとまらなくて コウズイケイホウ くらいだったら、
キミはどうする?

ありとあらゆるナグサメのことばを ぱっちわーく みたいにして
やむのをまつかい?

ボクはただ
そこで泣く なきむしさんを

みておくよ
じいっと みたりは しないよ 
ゆーっくり みるんだよ

しばらくしたら ハミングをしよう
かってにするんだよ 
いみはないんだよ

そのあと いぬのはなしをしよう
べつにかたつむりのはなしでもいいや とにかく
ボクはひとりごとみたいに なきむしさんのほうは じいっとみたりはせずに はなすよ

はーぶてぃー が 赤くて
みあげたそら が 青くて

そしたらまあ なんとなく まあいいやーってなるんだよ たぶんだけどさ

そのあと かたつむりがとおったあと を カクニン しよう
そのあと なきむしさんのナミダのかわに あしのゆびをちょっとだけ つけよう

ひみつじゃないけど ボクおよげないんだ だから あしのゆびだけにしとくよ

そのあといろんな ぼたんがはいった びんをひっくかえして
ばかだねー とかいいながら ひとつずつもどそう

おひさまが まっ黄色で
のっぱらは まっ緑で

そしたらまあ それでいいんだよ なんとなくだけどさ

poto to poto







| | 02:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

むらさきつゆくさ

私は昔から不器用で、生き方が下手くそだった。
自分の発言や行動に後悔してきた日々。

昔から好きな詩がある。

「二番目に言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに
耐えられないから
絵を書くのかもしれない
うたをうたうのかもしれない
それが言えるような気がして
人が恋しいのかもしれない」

〜星野富弘「むらさきつゆくさ」より〜

歌をうたうことや、曲をかくこと、声について追求してゆくこと、

私の“一番言いたいこと”を声や歌にしようと、
上手く言えなくても、誤解されても、
歌を聞いたら全部分かってもらえる人間でありたい、と思ってきた。

でも、

今日自分が不器用なりに頑張って生きてきて良かった、と思えることがあった。
めっちゃくちゃ嬉しかった。

私は私の歌を歌おうと思う。
やっぱり原点はここだから、聴いてほしい。

>>「旋律」

そろそろ、また作品を作ろうと思う。
singer松岡ゆりなは、やりますよ。

ありがとう、みんな。

毎朝、生まれ変われる自分でありたい。
| | 03:14 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

予感と耳鳴り。

JUGEMテーマ:音楽
110409_134943.JPG
エクステをとって黒髪に戻りましたsinger松岡ゆりなです。

先日また地震がありましたね。
先月あれだけの大きな地震があってまた今回の地震
日本中がまた不安の渦に呑み込まれてしまわないよう願うばかりです。

先日の地震の前日に夢を見ました。

夢の中ではまた大地震が来て、私は何故かNYに一人でいました。

地震の2日前には夜中に体の中が恐ろしい胸騒ぎみたいになって、
目を覚まし起き上がってウロウロしました。

実は今年に入ってからこういうことが何度もありました。
夜中に「あっ、地震だ。」と思って目が覚めるのですが、実際は揺れていないのです。
次の日ニュースにもなっていないし、「昨日地震があったよね。」というとみんな「なかったよ。」と言うのです。
1月から3月の間に5、6回くらいあって、
「私なにかおかしいのかな。」と思っていました。

それと激しい耳鳴り。

キーーーン、、、

と鳴るのです。
3月11日の一週間くらい前が一番ひどくて、一時的に相手の会話が聞き取れないほど激しい耳鳴りになったりもしました。

インターネットで調べると「地震の前に耳鳴りになる」という人は時々いるみたいで、
少し不安は減りました。

どうしてこんな体質に?と思ったのですが、

私は毎日毎日人の歌声を聴いたり、歌ったりという生活で、
音は空気の振動で、その細かい振動を聞き分けないといけないので、
もしかしたら「空気の振動に異常に敏感」なのかもしれません。
専門的なことは全然分かりませんが、地震が起こる前に地中で何らかの動き(振動)があるわけですもんね。
先月の地震の直後は、

「こんなこと書いたら不謹慎かな?」と思って控えていましたが、
「もしかしたら私と同じような人がいるかもしれないし、悩んでいるかもしれない。」
と思って書いてみました。
こういうことって、感じてても言いにくいものです。
逆に私はそこまで強く感じてはいないから、書けるのかもしれません。

感じてる人へ。

大丈夫だよー。
人間だって動物だから感じてるあなたはおかしくないよー。

今日一日を自分らしく生きられますように。
| | 14:21 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

意味。

私達はなぜ歌うんだろう?
私達はなぜ命をもらったのだろう?

地震が起こってから出演したイベント、
そして今から出演するイベント、
作ってゆくイベント、
指導するイベント、

全てがそこにつながっている気がします。

この時代に、
なぜこの地球に生まれてきたんだろう?

引き継ぐべき遺志は?

私はあなたと歌いたい。
私はあなたと創りたい。

うん。

できる!
やろう!!
| | 00:59 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |

The uninvited guest

歌っていると時々、頭の中が完全にカラッポになって、風景が見える時がある。
そして初めて自分の潜在意識に気付く。

今「The uninvited guest」という曲を練習している。
カレン・カーペンターがソロで出した曲で日本ではほとんど知られていない。

もし仮に、知られたとしても、この内容はちょっと日本人には難しい感覚かもしれない。

「her ghost is there」

自分のパートナーにゴーストが憑いている、という歌だ。

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| | 23:42 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

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